ICカードのチャージ

西武線では、ICカードのチャージで新しい機械がある。カードを挿入するのでなく、所定の位置に乗せるだけ。バスでのチャージみたいなやり方。カード入れからわざわざ出さなくても良いので、小さなことだけどとても便利。

貴女は一度だけこれでチャージしたね。面白い!未来みたい、って喜んでた。



貴女はまるで子どもみたいに、色んなことを「私がやる、やりたい」と言ってきた。

バスの降車ボタンを押すのも、クレジットカードのクイックペイをコンビニでピッとするのも、初めてタッチパネル方式の自販機を見たときも。


それをとても愛おしく感じていたんよ。

めちゃ可愛かったんよ。

やり終わったあと、驚きと仕事をやり遂げだ顔をして私の方を振り向く姿。ありありと目の前に浮かんでくるよ。


通勤で、そのチャージする機械の前を通るたび思い出す。チャージするたび、一度でもやれて良かったねという気持と、今も貴女にやらせてあげたいという気持ち。



やりたがりの貴女にはもう何もやらせてあげられない。

悲しみが日々積もっていく。

もとの私の感情が見えないくらい。