バーで。

いま、カルーアミルクを飲んでいる。貴女の好きだったカクテル。岡村靖幸の歌にあるカクテル。

今日も休み前なので、貴女の行きつけのバーに行ってるよ。もっと貴女と一緒に来ておけばよかった。バーの雰囲気に馴染めず、貴女と一緒に近くまで来ても、私はお外でお留守番。貴女が出てくるまで目の前の駐車場に腰を据える。なんでそんなことしてたんやろ。

もっと貴女と来ていれば。楽しい時間を過ごせただろうに。また何か、違うことになったかもしれないのに。



貴女は居ない。酒の一口、一口ごとに言い聞かせる。隣に貴女は居ない。悲しいかな、居ないのだ。

カルーアミルクを一人飲むことしか、私にはできないのだ。


随分酒に酔った。こんな時、貴女が隣にいれば。どんなに朦朧としても、私は幸せでいられたものを。


私には、一人酒を飲み、一人酒に微笑むことしか許されてはいない。

大好きな貴女、大切な貴女。この行きつけのバー、貴女は一緒に寄り添っていてくれるのだろうか。