オリオン座の季節

バーからの帰り道。ちゃんと帰れた帰り道。

普段は早い時間だし、飲んだ時は酔ってフラフラ。今日はゆっくり飲んで、直通の電車に乗って、ちゃんと帰れた帰り道。


0時近くに家路をゆっくり歩いて帰る。月は天。高くに昇ってる。ふと視線をズラすと、明々と輝くオリオン座。綺麗に、ハッキリ、他の星は見えなくても、寂しくそれだけ見えるオリオン座。

嗚呼、もうそんな季節。オリオン座の季節がやってきた。


貴女が居なくなった時、貴女の実家の九州で、満天の星空でも望んだオリオン座。

貴女が居なくなって、徐々に夜が遅くなっていく中でも、涙をこらえて上を向けば寂しく有ったオリオン座。もう、オリオン座の季節。


貴女と一緒に見た、そんなには見えない星空。そんな中でも、くっきり2人で眺めた、明るい、明るいオリオン座。あなたは巡り巡ってまた、私の頭上で寂しく輝いている。