鈍い

虚しく、悲しいけれど、頭は全く働かず、悲しみを享受することすらかなわない。感情は鈍く、澱んでいる。洗濯物を干し、飯を食い、録画番組を見て、本を読む。時間の浪費者。この無為な私の時間が幾日、幾時間、幾秒でも、貴女に与えられたらいいのに。


よくゲームでは自分の持ち店、持ちライフを、相手に与えられる機能がある。この現実世界が、仮想世界だったなら。そうすればそもそも、この悲しみすらも仮想のもので苦しまなくていいのに。


幾日、幾月も重ねた無為な時間。昨日のことを思い出すのもままならない。とりとめもない膨大な時間を何故に重ねていくんだろう。何のために。

特に終わらす意思のないこの私には、いつ終わりが来るのだろう。


頭がどんどん鈍くなる。感覚が段々に濁ってくる。

ゲームみたいに、クリアがあればいいのに。