白髪

昨日、職場で同僚女性に 白髪生えてますよ と言われた。左後頭部にぴょこんと一本突き出してた。以前も一度その人に見つけられた。人生で2度目の白髪かな。貴女が居たら、その場でなんか抜かず、家で貴女に抜いてもらうのに。貴女はめちゃめちゃ喜んだろうに。


貴女は私の白髪を一本も見ることなくいってしまった。なんでかわからないけれど、私の白髪を抜きたがっていたのに。貴女はよく白髪が、白い毛が生えていた。それを探して抜くのが好きだった。私に「ままー、白髪探して」とよく探させた。猿のノミ取りよろしく、貴女を後ろから抱くように座って、貴女の髪の毛をかき分けた。白い毛を見つけると喜んで「抜いて、抜いて!」とせがみ、抜くと「見せてー」と手にして「ふわぁ!」と口を可愛くすぼめて喜んだ。もう見つからないよ と言っても「探して!」といつまでも髪をかきわけさせた。

私の髪の毛も、貴女はかきわけたけど白髪が見つからなくて「ツマんない!」と愚痴をこぼした!

自分の白い毛を、それが立派なものならディズニーホテルのアメニテアでもらった缶に数日大切にしまったりしていた。私の眉間に生える福毛を抜くのも好きだった。それも缶に大切に保管してくれていた。きっと私の白髪を抜いたら、同じく大切に仕舞ってくれたんだろうに。



貴女に私の白髪を見て欲しかった。

貴女に私の白髪を抜いて欲しかった。


貴女の喜ぶ顔が見たい。