買わない悲しさ

今日は帰りに古本市に寄った。いつも行ってるやつ、知らなかったけど今日からだった。電車の吊り広告で気付く。

1時間半ほどでざっと一回り。数千円のお買い物。この古本まつりは、ひろく一般向けメインなので全体的に白っぽい本が多い。そんな中目に付いたものを10冊ほど。

本の背に目を次々と走らせていく。目玉をギョロつかせ右から左、左から右。今でも、貴女の好きそうなものの上で目が止まる。かつて、貴女にお土産で買って帰った本に目が止まる。記憶の流れの中で私は過去に立ち止まる。

口の端が引きつり、まぶたがぴくぴくと痙攣する。


買って帰ったら貴女が喜びそうなミッキーとミニーのオルゴールなんてのもあったよ。喜ぶだろうに。けど、私がこれを買うことはない。これを買わないということが、無性に悲しい。


何故、貴女は居ないのか。

今日もまた、考えてしまう。