貴女の夢

貴女の夢を見た。


貴女が隣に居て、私の腕に腕を回している。私は やっぱり貴女は生きているんじゃないか と心がとんでもない歓喜に満たされている。これ程の多幸感を覚えたことはない。私と貴女は、どこか見知らぬ場所か、それとも見知った場所か、とにかく一緒に、二人並んで歩いている。思い出せないくらいにたわいの無い、何気ない、いつも通りの会話。


目が覚めてからもしばらくはその幸せな感覚に包まれたが、貴女が居ないことに気付き、その状況をすぐには理解できず、理解した途端に頭が混乱する。何が夢で、何が現実なのか分からなくなる。貴女が居てくれるのなら、現実なんて捨て去っても惜しくない。


私は夢の中で生きていたい。