褒めたい

愛しい貴女、嗚呼愛しい貴女。

名前で書かないことがもどかしい。だけれど、人の目にさらされる場所で自分を晒されることを嫌う貴女だったし、私も貴女を晒す気は更々ない。貴女、としか呼べない悲しさ。


貴女を可愛がりたい。貴女の頭を撫でたい。貴女の柔らかい頬に口付けをしたい。貴女に優しい言葉を掛けたい。貴女の髪に指を通したい。貴女の耳に、私の声を届けたい。


休みの日は、いつも手持ち無沙汰。

本を読み、テレビを見、音楽を聴き、酒を飲み。何をしても物足りない。貴女が居ない。



貴女をもっと、もっと褒めたいよ。散々褒めに褒め倒したけれど、まだまだ、褒めたりない。貴女の美徳を、貴女の善きところを、貴女の素晴らしさを、まだまだ貴女の耳に届かせきれていないのに。


貴女はよく言った。

「ままー、褒めて」

私は貴女をまだ褒めきれていない。なのに、なんで貴女は逝ってしまったのか。

早く貴女に追いつきたい。