よしなきこと

夭折。若くして命を失う者は神に愛された者だと言う。御神が、自らの近くに侍らしたく、急いで御自らの元へつかわすと言う。

ふざけるな。そんな身勝手が許されるのか。私は絶対にゆるさない。


私が神に愛されていないから、まだ生きながらえているというのか。彼女は愛されたから、失うまでしまったというのか。


慰めのための文言だなんて、そんなことは百も承知。だけど、ひどいじゃないですか。

神に愛される資格を持つ彼女がこの世を去り、愛されざる私がここにいるなんて。愛されるべきあの時子こそが、生きながらえる資格があるというものではないですか。

結局、この世は地獄なんですか? だから、こんなら穢れきった世界に滞在させるのを不憫に思われたのですか。


私はあなたを呪いたくてしょうがない。



よしなきことを、酒に溺れて嘆き繰り返す。想像力の足りない私の嘆き。ほんの少しでもあなた様の耳に届いているのであれば、どうぞ私の夢の中にくらい、あの子をつかわせてください。夢見る間くらい、あなたのそばから、私のそばへ。


一年が終わる。狂わしい一年。貴女の存在と不在が混じり合った一年。来年からは貴女の不在のみに染まりきる。