望まなくとも年は明ける

新年になった。貴女の居た日々は去年になってしまった。貴女がどんどん過去になる。私は過去にも居て、今も居る。私の生存が貴女を過去にしてしまう。生きれば生きるだけ、日を過ごせば過ごすだけ、貴女との日々は遠く過去へと離れていってしまう。


新年を迎え、とは言え新年らしさは何もないのだけれど。一人暮らしで、テレビもつけなければ年末や年始の雰囲気はどこにもない。壁に掛けられたカレンダーは去年の2月のまんまだし、部屋に正月らしい飾りつけはないし、私の心は晴れがましくはないし。

けれど、事実新年を迎え、私はどうしようというのだろう。貴女と観たかった劇団四季の公演の、ずっと先の予約をしてチケットも届いた。物欲すら、まだまだ発動させるつもりのようだ。


私はどんな決心で今年を過ごすんだろう。

貴女に対して、どんな気持ちでまた明日を迎えるんだろう。



新年、その言葉が虚しく響く。

私自身、自分の心の真実を知れることなく10カ月も過ぎた。

私は何がしたいのだろう。

私は何をして欲しいのだろう。

私は、一体なんなのだろう。


起きるな! 寝てしまえ。

せめて1日を楽しむな。

お前に楽しむ権利はあるのか。

日々考えろ。