両親のために泣く子がいる。

両親のおかげで心満たされる子がいる。


子は、ふた親の子だ。どこまでいっても、どう考えても、子は父と母の子でしかない。そのために悩みもし、また喜びもする。


貴女よ。貴女は父母から何を受け取ったのだろう。貴女はどんな感情を、どんな幸せを、そしてどんな不幸せを、その両親から受け取ったのだろう。

切っても切れぬ血の縁。そうは言っても、切ってしまいたい縁もあり、切れても繋ぎたい縁もある。貴女は自分の縁を、どのように考えたろう。


血の繋がりはない貴女と私。その縁を、貴女はどう捉えただろう。貴女は私とのどんな関係を望んだのだろう。



お金なんて、取るに足らないことに悩まされ。

愛情という何にも増して欲しいものを貴女は感じ取れたろうか。


貴女が居ない。

貴女が居ない。

貴女が居ないのに、私はここに居る。


いま、貴女は私を何と見ているだろうか。