夢を見て

先日、貴女の夢を見た。


目を覚ますと床で寝ていて、もう出社しなければいけない時間を過ぎていた。貴女はそばの椅子に座り「○○ちゃんがおにぎり作ってあげる!」と大きな声で言ってくれる。

「私が作ったおにぎりと●●●●とどっちが好き⁉︎」と尋ねてくる。●●●●は聞き取れなかったけど、○○ちゃんのおにぎりよ! と答えた。


夢の中では、貴女が居ることがとても自然で、それが当たり前のように会話をしていた。

本当に目が覚めた途端、その感覚は指の隙間からこぼれ落ち、抱き続けることは不可能だった。




ある人から、貴女がもしこの世界に戻ってきたらどうしたいかと尋ねられた。


私は、頭を撫でたいと答えた。

そして謝りたいと思う。

あちらで悲しんでいないか尋ねたいと答えた。

悲しくないのなら、良かったねと頭を撫でていたい。悲しいと貴女が言ったなら、いつまでも、いつまでも、時間の許す限り貴女の頭を撫でながら謝っていたい。


そして貴女が居ないのに生きながらえて私は赦しを請うだろう。優しい貴女は いいんよ と言ってくれるかもしれない。けれどそれは、後ろめたい自分の気持ちを誤魔化したい身勝手な考えで、貴女のためでなく自分のための言葉。悲しくなった。


その人は、生きながらえてくれてありがとうと私に言った。その言葉をかみしめて、私は見えない相手に頭を垂れる。