観劇の後に

ジーザス・クライスト・スーパースター、を観てきた。とても良かった。カーテンコールは3、4回くらい。四季にしては少なめ。貴女が居たら、この地の熱量の少なさを罵り笑いあったろうな。終わったあとはきっと外で美味しいものを食べて、観劇の感想を言い合ったり。

帰りにそのままTSUTAYAに出掛けて映画版を借りたかもしれない。


映画をレンタルする気力はないけれど、帰りにブックオフに寄ってまだ見ぬ映画版だけれどサントラを買ったよ。あと、貴女は興味ないかもだけど、ジョーン・バエズとワナダイスも買った。

家に帰ってジーザス〜のサントラを聴く。映画も観てみたいね。貴女と一緒に居た頃はいっぱいレンタルした。無職で過ごしてた時は毎週のように何枚も。働きだしてからもよく借りた。貴女と想い出のTSUTAYA。貴女の観たいもの数枚に、時々私の観たいものを一枚紛れ込ませる。私の観たいものを貴女が面白いと言ってくれた時は嬉しかった。

「カスパー・ハウザーの謎」もその一つ。パケと裏の説明に惹かれて借りたら貴女も好きになった。「カスパー、可愛い」なんて貴女は言ってた。今、カスパーの本を読んでるよ。貴女も居たら興味持ってくれたろうな。



劇団四季のジーザス〜、本当に良かったよ。演出も歌も。また観たいね。今度はジャポネスクバージョンを是非、やね。本当に良かったから、映画も観たい。けと、貴女を思い起こさせるレンタルという行為を私はまだ出来ない。


貴女と2人、誘えば喜んで一緒に行ったTSUTAYA。貴女は携帯とにらめっこして、借りる作品を選んでた。懐かしい想い出。手の届きそうなくらい、鮮明に思い出されるほんのちょっと前のはずなのに。

二度と手にできない。


もう、二度と味わうことができない。

鼻腔の奥の方で、貴女とTSUTAYAでビデオを選んだ記憶の匂いがツンとする。


貴女は何処に行ったのか。

尋ねても答えてくれない貴女。

私は誰に尋ねればいいんだろう。

私は何を頼りに、今晩寝たらいいんだろう。