今日という日

2月15日になった。

他の誰かには、なんでもない日であったり、結婚記念日であったり、誕生日であったり、はたまた誰かの命日であるのかもしれない。

私にとっては、貴女と過ごした最後の日。


私はこの意味を分かっているのだろうか。

相も変わらず、酒を飲み、寝て、起きて、仕事をして。何気なく過ごすのだろうか。

この日を過ぎれば、もう一年前でなく、2年前の貴女と過ごした今日を想わなければならないというのに。


酒で神経鈍らせて、馬鹿になり、感情から、現実から目を逸らす。


貴女、貴女、貴女よ。

◯◯ちゃん、貴女のことよ。

なんで居らへんの?

なんで一緒に笑われへんの?

なんで今日を2人で過ごしてへんの?

何も分からへん。

訳わからへんよ。

何で俺は1人で部屋に居るんやい?


いつまでも続くと漠然と考えていた2人の日々。貴女が終止符を打った2人の日々。再び過ごせない2人の日々。もう一度過ごしたい2人の日々。焦がれて焦がれている、2人で過ごす毎日。


何で俺が生きてるんやろう。

貴女やなくて、なんで俺がここに居るんやろう。この部屋は、2人の家は、いま生活の軽さに思い悩んでいるよ。薄い、薄い生命力に嘆いているんよ。