一年祭

一年祭に参加してきた。前日、貴女の命日に九州の貴女の実家に行く。お墓にもお参りしたよ。そこに在るのは、貴女だったもので、貴女自身ではないけれど、そこに貴女の名前を見出した時には涙が溢れてきた。止まらない。次から、次と。


その日は貴女の実家に厄介になった。貴女が嫌っていた父、叔母、祖母。私には良くしてくれてるよ。知ってしまえば憎しむこともできないけど、これだと貴女に恨まれるね。ごめんね。基本的に人を憎むのが苦手なんよ。俺の良い性質として、諦めて欲しいな。それとも貴女に寄り添えない性質が良いなんてことはないかい?



一年祭は滞りなく進んだよ。玉串奉納の時、今回は足の痺れでふらつくことなくこなしたよ。百日祭の時は痺れ切ってこけそうになって見っともなかったからね。ちゃんと正座のやり方勉強したんよ。えらいかい? 少しは褒めてくれるかい?


今回も、帰りに神戸の実家に寄ったよ。

九州の法要で参列者に配られた引き出物を開けたら、神戸元町のクッキー&珈琲セット。何だか笑えたよ。こんなどうでもいい、しょうもないないことで、貴女と笑いあいたいな。


◯◯ちゃん、貴女の笑顔が見たいよ。

貴女の笑い声が聞きたいよ。貴女と手を繋ぎたい。貴女の頭を撫でていたい。

貴女の隣を歩きたい。


貴女は今日も、ここには居ない。