今日も過ごす

なんとなく生きてる。

なんとなくやり過ごしてる。


適度に楽しみ、笑い、毎日生活してる。


休みの前の日は、いつものように貴女の行きつけのバーに飲みに行く。色んな人と知り合った。楽しく話をした人もいれば、慰めてくれた人もいる。知り合えて嬉しくなるような人もいて、会うと幸せな気持ちになれる人もいる。けれど、そのお店には決して貴女はもう来ない。

そこで貴女に会うことはできない。


お店でなくとも、私と貴女の2人の家ですら、貴女と会うことはできない。


一週間の中で、休日が一番辛い。家で一人、無為な時間を過ごす。一年以上経っても、貴女が居なくなったことを実感を持つのが未だに怖い。

外廊下にタバコを吸いに出て、家に戻る。リビングの蛍光灯の明かりが、扉の擦りガラスから廊下に漏れる。貴女がそこに居るような感覚に毎回なってしまう。

リビングの扉を開くと、貴女が椅子に座り、壁に脚を立てかけて、スマホか3DSをやっている。私が入ると顔だけ振り返り唇を尖らせて、すぐにまた自分のやっていることに夢中になる。そんな光景が目に浮かぶ。


しかし、そんな光景が私の目の前に広がることは決してない。


私はいつまで、貴女の居ないこの部屋を守り抜けばいいんだろう。

私はいつまで、貴女の存在しないこの世界に留まり続ければいいんだろう。